縄文展@東京国立博物館
今日は、上野の東京国立博物館で開催中の
『縄文 特別展~1万年の美の鼓動』を見てきました(^^)b
先日、日曜美術館で紹介されていたので、
さっそく行ってみました!(影響されやすい(笑))
縄文時代とは、
・1万3000年前~約1万年続いた
・狩猟採集型の生活
・海外との関わりのない時代 だったそうです。
1万年以上続いた時代で、海外との関わりがなかったため、
争いがなく平和の時代だったことが想像されます。
そのため、創作活動に多くの時間を割けたのかもしれませんね~。
チケットを買って、会場の平成館に到着です。
会場は、6つの展示コーナーに分かれていました。
その中でも一番の見所は、
国宝6点が一挙に展示されていた『第4章 縄文の最たるもの』のコーナー。
特に、気に入った2つをざっくりご紹介!
<常設展示|新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器(国宝)|十日町市博物館>
地元の新潟県で出土した火焔型土器。
そばで有名な十日町市にある、笹山遺跡から出土。
長岡の橋の上に、火焔型土器のオブジェがあった気がします…。
高校の時、日本史の先生がこの土器の下記について、熱弁していた気がしますが、全然話覚えていない(苦笑)
もっとちゃんと聞いておくべきでしたm(_ _)m
実際に間近で見てみると、保存状態が非常に良いのがわかります。
王冠型の炎もとても滑らかで全体としてとても穏やかな印象でした。
<国宝「土偶」(縄文のビーナス) | 茅野市尖石縄文考古館>
長野県茅野市 棚畑遺跡出土の『縄文のビーナス』
長野県茅野市は、黒曜石の有名の産地であり、このあたりはかつて交易の拠点だったようです。
JR茅野駅には、山登りで何回か訪れていましたが、寒天で有名なことしか知りませんでした…(笑)
上の写真からは分かりにくいですが、実物がとても綺麗な曲線美を有した作品でした。
特に、ヒップラインがとても綺麗だった!(照明の影響が大きかった?)
子孫繁栄・豊穣を祈念して作られたと考えられていて、とてもふくよかな体型。
今でこそ、国宝として展示されているけれど、
認定を受けたのも90年代に入ってから。
文化財保護法により、「国宝文化財」という制度が生まれたが、
国宝としては、①学術的価値+②美術的価値の両方が認められないといけない。
縄文土器は、かつて日本国内では美的価値が認められず、
海外での展示会を開催することで、海外から美的価値が認められ、
結果として、文化庁でも美的価値が認められたらしい。
美的価値ってのも結局は、西洋的な視点で決められちゃうのかな~
何はともあれ、縄文展、とても有意義な展示会でした!
出口付近に、撮影可能な土器が出現しました~