なんで中国旅行するの?

中国旅行に行くと姉に話した時の反応。なんで中国になんか旅行に行くのというニュアンスだった。


確かに、日頃目にする中国に関するニュースは、大気汚染、食品問題、宝石サンゴの密漁、領土問題などネガティブなものが多い。


人が多く雑多で日本よりきたないというのが日本人がぼんやりと抱いている中国の印象ではないだろうか。


都市部の大気汚染などについて言えば、それは数値的にも正しいのであろうが、果たしてメディアの情報に触れてできた中国像がどこまで確かなものなのか。


実際の中国の現状はどうか肌で感じてくる。かこつけた言い方だか、これが今回の旅行の大きなテーマである。


このように考えるようになったきっかけは、イギリス大学院留学にある。

地方大学で法律を専攻し日本人に囲まれて勉強してきた私にとって、日本人が学部に1人という環境はとても刺激的だった。


中でも特に驚いたのは、中国人学生の多さ。法学部の3分の1ないしは4分の1は中国人だった。


学部だけではなく、中国留学生は大学全体として多かった。そのため、イギリス留学を通して多くの中国人と友達になった。そして、そこで会った中国人は、留学仲間という意味でイギリス人より身近で、箸をつかい米や麺をよく食べるという食文化の面でも他の非漢字圏の友達より多く共通点を感じる存在となった。


そしてなにより、実際に会う中国人は千差万別で、日本にいた頃になぜか抱いていたネガティブな中国人とは異なる人たちとも多く会った。


この経験から中国に行ってみたいという感情が強くなり、4月から始まる社会人生活を前に旅行を出ることにしたのだ。

言わずもがなの経済大国となった中国、貧富の差が広がる一方でまだまだ成長を続ける国、中国。

こんなにおもしろい国友達がいるのだから観光がてら、そいつらに会いに行こうじゃないか。そう思いたったのだ。


今回の旅行は、


1. 成都、長沙、柳州という3つの街で友達に会い、家族の家に泊めていただく。

2. その途中で、九寒溝、張家界、桂林などの中国西南部の観光地を訪れる。

3. 美味しい中国料理をたくさん食す。


といったものである。


30日の中国旅行が明日から始まる。楽しみで仕方がない。