宝峰湖から長沙

2月12日。

 

武陵源での3泊が過ぎ、今日の午後3時のバスで長沙に戻ることになっていた。

前日丸一日歩いて疲れていたのか、起きてホステルをチェックアウトする時には昼頃になっていた。

今日はバスの時間までだらだらしようとホステルのソファに座っていたが、他の客は誰もいないし、天気もいい。

これではもったいない、、!!と12時すぎにホステルを出発、武陵源の中心街へ。

 

中心街に来たもののバックパックを担いだままどうしようかと地図を片手に当てもなく歩いていると、原付に乗ったおじさんがしつこく話しかけてくる。

どこか乗せていくぜ!的なことを言っているので、地図にある湖を指差す。

10元でそこまで乗せていくとのことだったので、やることもないし彼の原付の荷台にまたがる。(なお、長沙でタクシーを乗った時は初乗り6元だったので今考えれば値段交渉をすべきであった。)

 

おっさんの原付で宝峰湖へ向かう。バスセンターから3キロほどの道のり。

天気は晴れ。視界に広がるのは張家界の山々。

バックパックの重さから解放され、ノーヘルで風を切るのが最高に気持ちよかった。

見慣れない景色と知らないおっさんの原付でニケツという馴染みのない移動手段が、自分は今旅をしてるんだなと実感させてくれた。この旅で一番爽快感のある瞬間だったと思う。

 

原付の荷台から。写真を撮るのが遅くいい景色を逃す・・・。

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10分弱で宝峰湖に到着。

ガイドブックにはチケット代74元と書いてあったが、なんと96元も!

13年度のガイドブックで少し古い情報かもしれないが2時間も滞在しない湖でこれは高すぎる、、そう思いながらも、ここまで来て戻るのもシャクなので渋々支払う。

入場門をくぐると滝があり、坂をを少し登りさらに階段を登っていくと、山に囲まれ静かに佇む湖が現れる。

 

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割高なチケット代のせいか人も少なくゴミも落ちていない。

のんびりするにはちょうど良い空間だ。

張家界国立公園には人が多くけっこうゴミゴミした所が多いので、のんびりしたい方にはちょうどいいだろう。

チケット代には遊覧船代が含まれているので、30分ほどかけてのんびり湖と山の景色を堪能することができる。

 

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その後は、武陵源バスセンターに戻り長沙西バスセンターに到着。

友達と合流し夕食をごちそうになる。

この旅行中にあった中国人の友達は例外なくご飯をごちそうしてくれた。これが中国人の”おもてなし”の仕方なのだろうか。本当にありがとう。

 

なお、宝峰湖からの帰り歩いてバスセンターに向かった。所要時間30分ほど。バックパック担いでも歩いてこれたので、節約したい人は歩いてもいいのかも?(なお、行きは多少上り坂になっているのでより大変。)