桂林・阳朔滞在
2月13日。
朝5時に起き、静かに友人の家を出発。(サニーありがとう!)
タクシーで20分弱、26元で南長沙駅に到着。
到着が早すぎたのか、検票が始まるまで少し待機。
7:11の電車で桂林に。
中国では、 「桂林山水甲天下」 という言葉がある。
桂林の山水は天下一!という意味だ。そのため僕の桂林に対する期待値はかなり高かった。
桂林駅に到着。
1時間ほど市内を見ながら歩き、桂林での宿・Parkside Hostelに。
受付のヤンさんは英語が流暢でフレンドリー。
お昼を済ませて午後は、象山公園に。
広西チワン自治区出身の友達が桂林には象の形の岩があると教えてもらったので行くことにした。チケット代は75元となかなか。
ホステルで聞いたところ桂林で無料で楽しめる観光地は少ないとか。
バックパッカーにはなかなか厳しい街だ。
園内には象が川の水を飲んでいるように見える巨大な岩山があり、その上に登れるようになっている。
象山公園のゾウさん岩。人気の撮影スポット。
確かに象のような岩は素晴らしいのだが、思っていた以上に川が汚れており少しがっかり。山水とは全体としての風景を指すのであり、空気や水質そのものがきれいなわけではないのだと思い知った。
桂林は思った以上に大きな都市で交通量も多いため、空気はけして良くなく期待値が高かった分がっかりしてしまった。
また、街を歩いているとたびたび川で洗濯をしている人を見かけた。これを見た時にかつてのクラスメートの中国人が中国はまだ発展途上国だと強く主張していたのを思い出した。皆がこの素晴らしい風景を汚すことなく生活できるようになればと思うが、なかなか簡単に解決できる問題ではないのだろう。
その日は、疲れていたので早めに就寝。
2月14日。
朝早く起き、昨日ホステルで申し込んでいた漓江下りツアーに参加。
普通船(中国人用)と豪華船(外国人用)で2種類あったのだが、普通船が240元で、豪華船が365元とかなり値段に差があった。
ヤンさんいわく、豪華船であれば英語のガイドいるし船もより大きいし、なにより普通船は船内でいろいろ売りつけてくるからオススメしないとのことだったが、値段の面から普通船を選択。
7:40頃にガイドさんがホテルまで迎えに来てくれてバスで1時間ほどかけて船着場へ。行きのバス内でさっそくお土産の紹介が始まった。
船には30人ほどの客が乗船。二階のデッキには自由に行き来でき、簡単な昼食付き。ガイドが中国語のため岩の説明などはわからなかったが、ガイドブックやパンフレットを見れば問題なかった。船内でもいろいろ販売していたが、しつこくはなかった。
結果としては、普通船で十分満足できた。
それに幸いにも留学中のイギリス人の女の子二人も同船していたので、話し相手に困ることとなかった。
霧がかり幽玄な景色。まさに水墨画のよう。
桂林を出発して4時間半ほどでに到着。
阳朔は桂林よりも小さな川沿いの町で周りを小さな岩山で囲まれている。
必要な店がより狭いエリアにまとまっており、居心地は桂林よりもよい。
バックパッカーが多いのも頷ける。
予約していたWestland Hostelで仮眠を取り、夜9時頃にかつて西洋人が住んでいたという西街へ。
レストラン、屋台、服屋、お土産、パブ、クラブと様々なお店が並んでおり、活気のある通り。
夕食に10元の桂林米粉食べて、ふらりとショーパブに入る。
地元のビール一本35元とかなり高額。少しショーを見てからそそくさとホテルに戻る。
2月15日。
朝はのんびり過ごして、昼頃から阳朔大橋に向う。
天気がよく、この橋からの景色はとても綺麗だった。カルスト地形と漓江、そこに浮かぶ小舟が見事な景色を作り上げていた。
阳朔大橋からの景色。無料楽しめるオススメスポット。
その後、漓江沿いに歩いて徐悲鸿故居へ。
彼の絵でも見れるかと思って立ち寄ったが、彼の来歴に関する展示ばかりであまりそそられなかったので、すぐに撤退。
この時点でまだ午後1時過ぎ。
桂林に戻るにはまだ早いので、20元でGiantのマウンテンバイクをレンタル。
受付のお姉さんオススメのコースを3時間ほどかけてサイクリング。
コースは、 阳朔の西から郊外に出て、朝阳→兴隆寨→大石寨→月亮山と周り、十里画廊景区を通り、阳朔に戻るというもの。
特に、阳朔を西側から出てすぐの郊外風の景や遇龙河を竹の舟で下っている景色がのどかで良かった。
畑仕事している人々の様子や家畜の牛や鶏が見られたので、街の喧騒から少し距離を置いてのんびりできた気がした。
途中舗装道を外れ、泥だらけの農道を歩いていた時は少し大変だったが、サイクリングは非常に楽しかった。
阳朔に行く機会があれば是非やって見てほしい。
月亮山と自転車。完全に舗装路を外れ、ただただ歩いた。
自転車を返して、阳朔北バスハーミナルから桂林に戻る。
個人的には、桂林にはがっかりで、阳朔の雰囲気のほうが好きなので、荷物ごと移動しなかったのを少し後悔している。
ロッククライミングなど他のアクティビティも充実していたので、次の機会にやってみたい。
2月16日。
この日は桂林のホステルで自転車を借りて市街地から東に位置する尧山に向う。
桂林の市街地はゴミゴミしていて嫌いだったので、ホステルでアドバイスしてもらったように郊外に行くことにした。
1時間ほどで尧山に到着。道中坂がありなかなか大変だったが、景色はなかなかよく、山沿いに多くの墓があるなど市街地では見れない風景が見れて楽しかった。
尧山は、95元でロープウェイを使って上り下りができ、プラス45元で山の中腹から滑り台で降りてくることができる。 高いなあと思いつつも、せっかく来たのでということで両方のチケットを購入。
結果まぁまぁ景色も良くそこそこ楽しい。
しかし、値段面も考えると、
桂林より阳朔のほうがバックパッカーにはいいなと思う。
尧山ロープウェイ。人が少なくのんびりできた。